FC3S/GT-R オールペイント
今回は外装オールペイント・ホイールリペア
【レストア前】
全体的に褪色の進んでいる部分とそうでない部分の差が大きく出ているように見受けられます。
年式相応の状態ではありますが、赤色特有の色に深みがある艶感が
なくなってきている感じがします。
保管状況などで状態は変わりますが、赤や紫色は他の色に比べ、
紫外線を吸収しやすいのが原因で早く褪色しやすい色として知られています。
【ボンネット】
年式相応の傷や艶感ではありますが、比較的綺麗です。
【フロントバンパー】
ボンネットなどに比べると、褪色がかなり進行していて艶がない状態です。
【リア周辺】
ウレタン素材のリアスポイラーですが、完全に色が抜けています。
【右前ホイール】
アルミ特有の腐食や錆があり、全体的にくすんで見えます。
【左前ホイール】
一度、ホイールを修正した形跡が見られる部分があります。
こちらの箇所もしっかりリペアしていきます。
【左後ホイール】
ピアスボルトに錆が発生しており、黒ずんだ状態です。
【右後ホイール】
全体的に光沢感が無く、パリッとしない印象。ボディーリフレッシュ
の際に一緒にやる事で全体的に綺麗になり完璧に仕上がります。
【腐食部分拡大】
腐食やサビが進行しているので、全塗装と一緒に
ホイールのリフレッシュも行います！
【リペア後】
リペアしたホイールが、戻ってきました。
全体的に腐食や錆、黒ずみが取り除かれ新車の時みたく、綺麗になりました。
リム部分も腐食箇所が取り除かれ、かなり綺麗に仕上がりました。
表側だけではなく裏側もしっかりと綺麗に仕上がりました。
ご依頼を受けた際は、センターキャップのリペアを承っていませんでしたが、
リペア後の完成ホイールを見られてホイールがこんなに綺麗に仕上がったなら
センターキャップもリペアしたいと。。
今回合わせてセンターキャップもリペアをご注文を頂きました。
【センターキャップリペア後】
【各部品分解工程】
塗装するにあたり、ボンネット、リアハッチ、各ドア、バンパー、窓モール
、灯火類など外せる部品を分解していきます。
その後、気になる所にマスキングでポイントをつけていきます。
【下地整形】
フロントフェンダー部分の凹凸等をパテで補修してボディーラインを整形します。
左右フロントフェンダー経過写真
リアクウォータパネルやトランク部分を綺麗に整えていきます。
【ボディー塗装工程】
専用塗装ブースに移り、塗装を始めます。
両側ドア、リアハッチ部分も外して内側の細かい所まで塗装を行います。
今回、全塗装に合わせて、テールランプもクリア塗装を実施しました。
テールランプをクリア塗装することによって細かい傷が無くなり、全体に
光沢感が復活し新品の様に綺麗になります。
【塗装&コーティング完了】
今回、せっかくオールペンをして頂きましたので、
合わせて、ガラスコーティングを施工します。
車の塗装の上に薄いガラス被膜を張る作業で、
他のコーティングよりも強度が高いことから、小石による傷や様々な汚れ、
紫外線からの影響を最小限に留める効果が期待できます。
新車からお乗りでワンオーナー車の為、ナンバープレートの数字も２桁でした。
ボディーと同様に色が抜けている状態だったので、この際に新調します。
当時の番号を再発行し、ナンバープレートも新品になりました。
『before』
『after』
『before』
『after』
『before』
『after』
全塗装に合わせ、フロント、リアのガラスモールも交換しました。
『before』
『after』
『before』
『after』
運転席側にありました凹みなども綺麗に治っています。
【右側面】
【左側面】
【右前ホイール】
【左前ホイール】
【右後ホイール】
【左後ホイール】
